中日新聞で取り上げられました。(Japanese newspaper featured successful flag return)
2020-10-08
届けられた寄せ書き入りの日章旗...

届けられた寄せ書き入りの日章旗=揖斐川町三輪で

2020年10月6日付:中日新聞にて
https://www.chunichi.co.jp/article/132602

寄せ書き日章旗、遺族の元に揖斐川町の戦没者追悼式で
太平洋戦争で戦地に向かう日本兵に贈られた寄せ書き入りの日章旗が五日、揖斐川町の戦没者遺族に届けられた。
同町三輪の三輪神社であった戦没者追悼式典に合わせて返還され、関係者らが平和を守る思いを新たにした。
旗の持ち主は、同町三輪のパート高崎ひろみさん(47)の母のいとこにあたり、フィリピンで戦死した高崎正さん。
縦六十センチ、横九十センチほどの旗には、出征兵の無事を願う「武運長久」の文字とともに、家族や友人らとみられる五十人以上の名前が寄せられている。
日章旗は当時、米軍兵が戦利品として持ち帰ったとみられ、旧日本兵の遺留品返還に取り組む米国のNPO「OBONソサエティ」が、日本遺族会などを通じて届けた。
遺族会からの調査依頼にあった正さんの本籍地が遺族を特定する手掛かりになった。
追悼式典に合わせて遺品の返還式を開き、ひろみさんと夫の武記さん(47)が富田和弘町長から日章旗を受け取った。
二人は式典の出席者らと共に旗を広げ、書き込まれた名前をじっくりと確かめていた。
武記さんは「旗に署名してくれた人と、これを持って戦争へ行った正さんはどんな気持ちだっただろうか。
今の時代に生まれた僕には全然分からず、言葉がない。大切に保管して子どもたちに伝えていきたい」と、声を震わせて決意を語った。