【福島民放】80年ぶり米国から返還の日章旗が家族の元へ/Returned Japanese flag from the U.S. after 80 years returns to family
2024-04-10
太平洋戦争に従軍し、1993(平成5)年に75歳で亡くなった福島県いわき市の田中宏さんが戦地に携えていた日章旗が、約80年ぶりに米国から返還された。市遺族会連合の清水良祐会長が田中さんの長男の孝明さん、娘の白土あさ子さんに日章旗を手渡した。
米国で遺留品の返還を行う団体「OBONソサエティ」が協力した。詳しい記録は残っていないが、宏さんは1944(昭和19)年ごろから南方で従軍したとみられている。
返還された日章旗には、親戚や当時の夏井村長から武運長久を祈る言葉が寄せられていた。孝明さんは「見知った人からの寄せ書きも確認できた。親戚に良い報告ができる」と喜んだ。
清水会長(左)から日章旗を受けた孝明さん(中央)とあさ子さん
【福島民放】80年ぶり米国から返還の日章旗が家族の元へ 福島県いわき市の田中宏さん 太平洋戦争に従軍
太平洋戦争に従軍し、1993(平成5)年に75歳で亡くなった福島県いわき市の田中宏さんが戦地に携えていた日章旗が、約80年ぶりに米国から返還された。市遺族会連合の清水良祐会長が田中さんの長男の孝明さん、娘の白土あさ子さんに日章旗を手渡した。
米国で遺留品の返還を行う団体「OBONソサエティ」が協力した。詳しい記録は残っていないが、宏さんは1944(昭和19)年ごろから南方で従軍したとみられている。
孝明さんによると、生前は戦争について多くを語らなかったという。孝明さんは「腹部に銃創があったのを思い出す。戦地での壮絶な経験をしたのだろう」と思いを巡らせた。
返還された日章旗には、親戚や当時の夏井村長から武運長久を祈る言葉が寄せられていた。孝明さんは「見知った人からの寄せ書きも確認できた。親戚に良い報告ができる」と喜んだ。